花鳥画の大御所 荒木十畝

スレッド:野鳥 // ジャンル:写真
以前 中西悟堂先生の 「野鳥と共に」 で紹介したこともあります
http://katyotyaya.blog18.fc2.com/blog-entry-1643.html
荒木十畝と言う花鳥画を得意とした 日本画家の肉筆の画帖を入手しましたので紹介します
保存状態が悪く それは虫食いだらけで これでは荒木先生が可哀想です。
明治から昭和初期に活躍した人で、横山大観とほぼ同じ時代に生きています。
当時は有名な画家だったようですが今では名前を知る人が少なく、忘れられていってしまったようです
少しでも女性の絵を描いていれば、有名な代表作が残り
今でも有名だったかもしれませんね。

以前 池上秀畝の山桜にノゴマの絵をを紹介しましたが 秀畝とは同じ門で 生没がほぼ同じです。

日本画家はたくさん居ますので、ここで少しでも有名にしてあげようと思います。

荒木十畝

画帖の中の絵ですが、四季を通じて12枚の絵が描かれています。
絵にも多少虫食いがあるのですが、それほど大きなダメージは無いので
これ以上悪くならないように大事にしたいと思います。
見開きは 竹林にタンチョウの絵になり、2枚目が 梅に四十雀になります。

シジュウカラ

そして3枚目が 枝垂桜に柄長になります。

エナガ

中西悟堂先生と親交が厚く、野鳥の会 機関紙や内田清之助 随筆の本の挿絵に使われていました
野鳥の会 機関紙 第一巻第六號の挿絵に使われているものは 枝垂桜に四十雀になります。

野鳥 機関紙

昭和九年第一回野鳥の会 探鳥会の時の 出席者でもあり 富士山麓で
この時 営巣中のエナガをスケッチしています。

エナガ

11枚目の絵が紅葉にキビタキになりますが
写真では撮れそうでなかなか撮れません、荒木先生は それを絵にしていました。

キビタキ

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鳥類一覧 「掛図」

スレッド:野鳥 // ジャンル:写真
久しぶりのブログ更新になります

未だ鳥見には行ける状況ではありませんが
鳥に出会ったり、考えたりすることで気持ちが安らいでいますので
また完全復活した時には、よろしくお願いします

今回はコレクションの中から、明治初期 鳥類一覧 掛図を取り上げます。

明治5年に学制が発布され、近代学校制度が発足しました
西洋から取り入れた動植物学を教えるという画期的な試みがなされ
銅版で描いた輪郭線に、木版で色彩をのせ、一目でわかるような教材 「-博物掛図-」73×53cm が作られました
明治6年から11年にかけて動物5図、植物5図の計10図の掛図が文部省から発行され
その中の「動物第二:鳥類一覧 (明治8年9月) 」です。

掛図1

掛図と言うのは 今で言えばPowerPointの役割を果たし 先生が図を指しながら生徒たちに
説明して教えるという教材でした

明治初期の掛図を使っての授業風景
小学校教導の図

鳥の輪郭が銅板で描かれている為 写真では良くわかりませんがとても線が細かいです。

掛図2

学校の授業で教えるには、キバシリやミソサザイ、キクイタダキ、クイナなど
見つけにくい鳥が数多く取り上げられています。

掛図3

掛図はボロボロになると処分されるため今では現存数が少なく 大変貴重な物のようです

そして面白いのが、この掛図の 先生用の虎の巻が出版されていました
明治10年発行の『博物図教授法 全』という本で、この本は一般に出回っていたようです。

博物図教授法

本の中は掛図を縮小した、木版多色摺で収められています

博物図教授法1

そして鳥の絵と解説が書かれています 第一から第四までが植物図になり
動物第一が獣類 動物第二が鳥類 動物第三が爬虫魚類になっていて動植物図鑑とも
言えるでしょう。
当時の授業を受けてみたくなりました (^^ゞ

博物図教授法2

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